2009年11月29日日曜日

情報は上手に利用しないと...

日本に行った時に見た番組で、大学生の中にウィキペディアは誰でも書き込めるサイトであることを知らない学生がかなり多くいることを知ってびっくり驚き.あそこに書きこまれている情報を鵜呑みにしているとしたらそれは大変.書いている人の身元も何も知らないのですから,書かれていることにどこまでの信憑性があるかは疑問です.もちろん専門家の方も書かれているだろうし、良心的にきちんと調べた結果書き込んでいられる方も多くいられると思いますが、そうではない方の数だって少なくないはずですから、自分が受け入れる情報のフィルターは自分でかけなくてはなりません.

最近はグーグルやらask.com やらわからない時に使えるサイトが増えています.増えるのはよいことですが、自分で調べるくせがどんどん退化しているようでこわいです.脳の中で使わない機能は眠ってしまうのではないか、衰えてしまうのではないか、そんな恐れが私の中にはあります.だからできるだけ自分で調べる、しかしどうやって調べるか...オンラインに行ったのでは自分で調べていると言えるのでしょうか? プロがいるヘルプデスクに書き込むことがよいのか、本をよんで調べるのがよいのか...悩みます.時間がかかるけれど長期的には近道をしない方が自分のためなのかも.

先日こんな事がありました.私はMac Book を使っています.Snow Leopard にアップデートした時にそれまで使えていたグーグルビデオチャットが突然できなくなり大慌て.日本語と英語をチャットしながら教えている私にはとても大切な道具ですから.結局グーグルがマックの新しいOSに対処できなかったためにSafariではチャットができないこと.Firefox を別にダウンロードすることがわかり、ことなきを得ましたが、その前に日本のグーグルのチャットルームに行って事態を説明したのですよ.

「どうしてビデオチャットができなくなったか誰かわかる人がいませんか?」と.しかしもどって来た返事は、

「Snow Leopard はカタカナで書かない方がよいと思います.パソコンの環境のバージョンは何か教えてください」でした.

とにかく急いでいた私は、つい面倒くさくてカタカナ書きをしてしまったのですがそれが気にさわったのでしょう、でも、それは事態とはまったく関係ないこと.しかもSnow Leopard が出たばかりでアップデートした、と書き込んだのですからバージョンは一目瞭然のはず.ひどく時間を無駄にしたような気がしてぐったりしてしまいました.

これだけ膨大な量の情報があふれている現代、いかに上手に、そして手早く正確な情報をキャッチするのはとても時間とエネルギーがいるのではないか、と感じる今日この頃です.それなら自分で勉強した方が確実で後々のためにもよいかも.

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